忍び寄る危険『伝導過熱火災』

『伝導過熱火災』をご存知ですか?
コンロと壁体が近いと、コンロ火の熱が壁体を伝わって壁体内の木材を過熱させ、発火させてしまいます。発生はすぐに起こるものではなく、過熱により木材が徐々に炭化して多孔質化することで蓄熱しやすく発火しやすい状態となってから起こりますので、長い期間をかけてから発生しますが、コンロの使用状況や壁体構造の違いによりいつ発生するのか分かりません。
目に見えない壁体内で起こるので、発生しても発見が遅れやすく、消火までに時間を要する非常に危険な火災です。
使用環境の見直しが火災を予防する最善の策となります。
下記に注意して安全、快適に使用して下さい。
【火災防止策】
・コンロと壁体の離隔距離をとる。
・距離がとれなければ、熱が伝わりにくい材料を壁との間に設置する。
・壁体側バーナーは強火力バーナーにしない。
・壁体側には大きな鍋の使用は避ける。
・コンロを使用中は絶対にその場を離れない。

水道筋商店街の中心にある、大正14年にできた歴史ある市場の灘中央市場のイベント「…