浸水車両の危険性~エンジンをかけなくても出火します~

平成30年9月4日14時頃に台風21号が神戸市内に上陸しました。
高潮による海水で浸水した車両から火災が頻発し、その原因の多くがエンジンをかけていない車両の車室内でトラッキング現象が発生して出火していることが分かりました。
海水は雨水等に比べてイオンが多く、電気を通しやすく熱量が高くなることからトラック(炭化電導路)が形成されやすく、火災が発生しやすくなります。
目安としてタイヤの半分が浸水すれば、車室内の多くの配線が浸水して危険な状態となります。
浸水のおそれのある車両は、以下の対処をして下さい。
・車を高台に避難させる。
・もし浸水してしまったら、エンジンをかけずにバッテリーのマイナス側のターミナルを外してテープで覆うなどして絶縁処理を行う。
・ハイブリッド車(HV)や電気自動車(EV)は、高電圧バッテリーを搭載しているの
で、むやみに触らない。
・使用したい場合は、販売店もしくは最寄の整備工場に相談する。

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